今年注目の解体工事

土木構造物はとかく殺風景になりがちだが、K飾Hープ橋は構造そのものを美しい形式で見せている。 夜になるとライトアップされる。
区民の公募により、この橋の名称は決められた。 ぴんと張ったケーブルが連続するさまは、弦のようであり、全体が楽器のハープのように見えることから、「K飾Hープ橋」と命名される。
周辺では、都市のランドマークとしても親しまれ、下から見物する人も少なくないが、やはりクルマに乗って、この橋を渡る経験は捨てがたい。 ここで連続的な視覚の変化高速中央環状線を走ると、荒川と平行する中川が分岐するあたりで、道路に覆いかぶさるケーブルがある。
葛飾ハープ橋だ。 全長は455メートル。
ゆるやかな曲線を描く。 65メートルと29メートルの2本の塔から左右に48本のケーブルを斜めに張って、橋桁を吊るして支える。
世界初のS字型の曲線斜張橋である。

ハープの真下を通過するとき、左右にケーブルがリズミカルに流れていく。 その名前にふさわしい、音楽的な体験である。
つまり、ただ眺めるだけの存在ではなく、通過することの魅力が演出されているのだ。 KK線を走ると、真横を通り過ぎる。
メタボリズムのコンセプトを最も明快に示したK川紀章の代表作。 工場で生産された140個のカプセルの部屋から構成される。
隅田川沿いにあり、六号向島線を走ると真横を通る。 フランスの超人気デザイナーが手がけた建築。
黒い御影石に覆われた、なめらかにうねるボディが印象的。 屋上の金色に輝くオブジェは炎をイメージしたという。
基壇は夜に発光する。 アートに近い建築だ。
バブル期の東京を代表する作品のひとつ。

ちなみに、隣の高層のG妻橋ビルは、金色の外壁をもち、てっぺんが白いギザギザ。
ビールの泡を表しているといわれている。 N建設計を率いた林昌二の傑作。
新聞社のオフィスや店舗が入るビル。 2つの大きな円筒のコアと2つの細長い直方体の棟から構成される。
円筒はエレベータのホールであり、明快に機能を外観にあらわしたモダニズムのデザイン。 都心環状線を走ると、竹橋あたりで、このビルの背後を接近して通り抜け、メカニカルなアルミニウムの庇のルーバーや雨樋がよく見える。
60年代の作品だが、今なお新鮮さを失わない。 6号向島線を走ると遠くに見える。
巨大な4本の柱で展示空間を支える。 足元は広場になっており、エスカレータで入る。
高さは江戸城の天守閣にあわせた62メートル。 屋根の斜めのラインは、隣の両国国技館の大屋根と呼応する。
海に浮かぶ、船をイメージしたデザイン。 名称のもとになった海ほたるのかたちを模したわけではない。


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